2021年4月9日(金)
参院長野補選が告示
羽田候補「多様な思いを国政に」
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参院長野選挙区補選(25日投票)が8日、告示されました。市民と県内野党(日本共産党、立憲民主党、社会民主党)の統一候補である羽田次郎氏(51)=立民公認=は、長野駅前で「若者、女性、多様な思いを持つ人の代弁者になりたい」と第一声を上げ、長野、上田、松本の各市を遊説しました。
兄・雄一郎氏の死去に伴う補選に立つ羽田氏は、コロナ禍で困窮する大学生の実態、選択的夫婦別姓を望む女性の声を聞いてきたと報告。「若者に自己責任を押しつける、95%の女性が夫の氏を名乗る。生きづらいと思う人たちの声を国政に届けたい」と語りました。
あわせて羽田氏は、新型コロナ第4波に対してPCR検査、給付金などの施策拡充の必要性を強調。「今の政府ではそれができていない」と述べ「大変重要な議席を何があってもかちとりたい」と決意を表明しました。
長野駅前では、羽田氏と政策協定を結ぶ市民、野党の代表があいさつ。立民の福山哲郎幹事長、水岡俊一参院議員会長、篠原孝衆院議員、杉尾秀哉参院議員、共産党の鮎沢聡県委員長、社民党の中川博司県議、信州市民アクションの小池瑞恵共同代表が「信州から政権交代ののろしを上げよう」などと激励しました。
長野市の女性(65)は「若者のために、学費の無償化をしてほしい」と羽田候補へ期待を寄せていました。
松本市での演説には共産党の井上哲士参院議員が駆け付け、羽田候補支援を訴えました。上田市では高村京子県議があいさつしました。
補選は羽田候補含め、新人3人が立候補。羽田氏と自民党元衆院議員の小松裕氏(59)=公明推薦=との事実上の一騎打ちです。