2021年4月8日(木)
海洋放出許されない
原発汚染水 穀田国対委員長が会見
日本共産党の穀田恵二国対委員長は7日、国会内で記者会見し、東電福島第1原発で増える汚染水処理をめぐる菅義偉首相と全漁連の岸宏会長との面会について問われ、「『結論ありき』で海洋放出することはあり得ず、地元の頭越しに形ばかりの話し合いをして、その結論を押し付けることは許されない」と批判しました。
穀田氏は、東日本大震災と福島第1原発事故で、東北地方、とりわけ三陸の水産業関係は非常に打撃を受けたと指摘。同時に、不漁が直撃しているとして、「この上に海洋放出をすれば、漁業者をつぶすことになりかねず、反対だ」と表明。専門家からも海洋放出以外の選択肢がさまざま提言されているとして、「そこに耳を傾けて対応すべきだ。今日の面会を儀式にして突破するようなことがあっては絶対にならない」と強調しました。