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2021年4月3日(土)

スリランカ人入管者死亡

録画を国会に提出せよ

藤野議員

写真

(写真)質問する藤野保史議員=3月30日、衆院法務委

 日本共産党の藤野保史議員は3月30日の衆院法務委員会で、3月6日に起きた名古屋入国管理局でのスリランカ人女性死亡事件についてただしました。

 藤野氏は、女性の死因を質問。出入国在留管理庁の松本裕次長は、救急搬送先の医師が作成した死体検案書によると、「直接死因は急性肝不全だ」と説明しました。

 藤野氏は、女性と支援団体が点滴を要求していたのは事実かと質問。松本次長は「診療記録・調書からは、女性が点滴を求めた事実は確認できない」として、いまだに確認できていないと強弁しました。藤野氏は、24時間体制で監視していた録画を国会に提出するよう求めました。

 藤野氏は、これまでの入管施設での死亡事件のうち、被収容者の母国の外相が日本の駐在大使に対し死亡事件に言及したことがあるかと質問。国場幸之助外務政務官は、「初めてだ」と答弁。その上で藤野氏は、事件が多発している入管庁に、新たに裁量を拡大する入管法改定案は断じて認められないと厳しく批判しました。


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