2021年3月24日(水)
「一致する大義が大事」
立民・安住氏、野党共闘発展の考え
BS番組に小池書記局長と出演
立憲民主党の安住淳国対委員長は22日夜、日本共産党の小池晃書記局長と出演したBS―TBS番組「報道1930」で、野党共闘について「自民党に代わる政権をつくろうということで一致している大義が大事だ」と述べ、小池氏とそろって次期総選挙での政権交代に向けて野党共闘を発展させていく考えを示しました。
司会の松原耕二氏は参院長野選挙区補選の「政策協定」などをめぐり、日本共産党、立憲民主党、国民民主党の3党は「『原発ゼロ』をめぐりずれている」「(共闘の)不協和音を乗り越えられるのか」と質問。安住氏はこうした報道について、「たいしたことではない。原発ゼロにしていこうということではまったくぶれていない。目の前にある原発が消しゴムで消すように消えるわけではない。リアリティーのある原発ゼロをどう実現するかだ」と反論しました。
小池氏も「心配ない。原発は、廃炉までに一定の時間がかかる。原発ゼロの方向で一致している」と述べました。
小池氏は「協力して政権交代を実現し、新しい政権をつくるとの合意ができれば、一本化を含めた選挙協力は一気に進む」と強調。安住氏は「(3党は)自民党に代わる政権をつくろうということでは一致している。その大義が大事だ。(野党共闘が)受け皿になって自民党と違う選択肢をつくろうというプロセスの中でもう一度、山を登り始めている」と応じました。
さらに安住氏は「いま枝野(幸男立民代表)さんに問われているのは、共産党、国民民主、無所属、連合のみなさん、こういう政党(と勢力)を全部まとめて、総大将として菅(義偉首相)さんにぶつかれるかどうかだ」と強調。「まとめる力を示せれば、十分1対1の選挙に持ち込んで、有権者の皆さんが選択できるチャンスをつくれる。1選挙区ごとにみれば大接戦になる。穏健保守から共産党のみなさんまで、その総大将として、枝野さんがまとめるということだ」と述べました。
小池氏は「このまとまりこそ自民党は恐れている」と応じました。