2021年3月14日(日)
ミサイル基地いらない
工事中止求め市民ら行動 沖縄・石垣
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沖縄県石垣市平得大俣(ひらえおおまた)の陸上自衛隊ミサイル基地建設・配備に反対する市民らは13日、同基地建設の工事現場の前で、月例の抗議行動を実施しました。住民合意を得ず、市民の思いを無視する工事強行に、参加者は「工事は直ちにやめろ」「最後の最後までたたかうぞ」とシュプレヒコールを上げました。
工事現場前の行動は、「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の呼びかけで、粘り強く毎月第2土曜日の午後1時から取り組まれています。
「民主主義は黙っていたら息の根が止められてしまう」「連帯してくれる人を増やしたい」など参加者がマイクを握り、決意を語り合いました。
市民団体が市有権者の4割近くの署名を集め、市自治基本条例に基づいて建設の是非を問う住民投票の実施を要求していますが、陸自ミサイル基地を容認する中山義隆市長は、要求に応えません。
日本共産党の井上美智子市議は、来年の市長選を念頭に「新しい市長を誕生させましょう」と訴えました。参加した女性(65)は「島の環境や市民の生活に悪影響を与え、有事には『標的』となるミサイル基地は、絶対に許せない」と力を込めました。