2021年3月6日(土)
「海兵隊撤退求めよ」
沖縄県議会 比嘉県議が迫る
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日本共産党の比嘉瑞己沖縄県議は4日、県議会の一般質問に立ちました。「基地のない平和で誇りある豊かな沖縄」の実現に向け、在沖縄米海兵隊の撤退を「日米両政府に正面から求めるべき」だと県側に迫りました。
比嘉県議は、在日米軍専用施設面積の約7割が沖縄に集中する状況について玉城デニー知事が、今回の議会の所信表明の中で、当面は「50%以下を目指す」と述べたことを紹介。比嘉県議は「米軍基地の整理縮小は県民みんなの願いだ」と強調しました。
その上で比嘉県議は、戦後から沖縄では、海兵隊員が引き起こす多くの事件・事故、犯罪に県民が犠牲になってきたこと、海兵隊基地が在沖縄米軍基地の大きな割合を占めていることを指摘。「海兵隊が撤退すれば基地もなくなり、事件・事故も減るだろう」と訴えました。
玉城デニー知事は、これまでの県議会が全会一致で可決した海兵隊撤退を求める決議について「重く受け止めている」と改めて表明。「さらに基地の整理縮小を求めていかないと(米軍の)事件・事故は減らない。日米両政府にどのような議論を求めていくか、ぜひ議会でも新たに議論を深めていただきたい」と答えました。