2021年3月6日(土)
“みんなが生きやすい社会へ”
大平氏、選択的別姓訴訟原告と懇談
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日本共産党の大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例予定候補は4日、結婚の際に同姓か別姓かを選べる選択的夫婦別姓への民法改正を求めている第2次別姓訴訟原告の恩地いづみさんと広島市で懇談しました。
結婚前の旧姓を使う自民党の丸川珠代男女共同参画担当相が同制度の実現を国に求める意見書を採択しないよう地方議員に迫る文書に名前を連ねていた問題について、恩地氏は「ひどいですね。制度反対の矢面に立っている人が通称を使っていることも理解に苦しむし、腹が立つ」と批判。「自民党政権では(同制度は)実現しない。野党共闘以外にあり得ない」と述べ、政権交代に期待を寄せました。
裁判や地方議会での意見書採択の取り組みなどを通じ、「名前を変えたくない人が変えないですむ制度にしたい。それだけのことですよ、と広く伝えていきたい」と恩地氏。大平氏は「同姓を法律で強制しているのは日本だけですし、96%の女性が姓を変えていることなど多くの人に知ってもらいたいことがありますね」と応えました。
大平氏はコロナ禍で女性の命や人権が脅かされているとも指摘し、「みなさんと力を合わせ、女性が安心して暮らせる社会の実現をめざし、頑張りたい」と表明。恩地氏は「女性が生きやすい社会は男性も、女性でも男性でもない人を含め、みんなが生きやすいはずです。そんな社会をめざしたい」と語りました。