2021年2月24日(水)
西海岸守る運動これから
新軍港問題 市民が学習会
沖縄・浦添
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米軍那覇軍港(那覇市)の沖縄県浦添市の西海岸への移設(新軍港建設)問題で、市民団体「浦添西海岸の未来を考える会」は23日、浦添市内で学習会を開きました。7日投開票だった同市長選で得た成果などを確認し、今後の新軍港反対の運動に臨む決意を固め合いました。
同市在住の亀山統一(のりかず)琉球大学農学部助教が講演。公約を破って新軍港建設を容認する現市長との一騎打ちで、建設反対を明確に掲げた伊礼悠記前市議が及ばずも善戦した市長選について解説しました。
亀山氏は、幅広い市民や団体、「オール沖縄」を構成する政党・会派が伊礼氏を支援する、「画期的な体制」で選挙運動が行われたと強調。選挙を通じて「住民運動がはっきりと立ち上がった。オール沖縄を県民のためにいっそう発展させる力」を得たことが成果だと語りました。
新軍港の規模や形状など具体案はまだ決まっていないと、亀山氏は指摘。「住民の意思表示はこれからだ。民意が首長や国を動かす。自信を持ってみんなで運動を進めよう」と訴えました。
講演後、参加した市民・県民から「新軍港建設は絶対許さない」などと述べる発言が相次ぎました。