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2021年2月16日(火)

地震被害の温泉街「支援ぜひ」

福島・二本松 高橋・岩渕議員ら調査

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(写真)旅館の女将(左端)から被害状況を聞く(右へ)岩渕、高橋、大橋、神山、町田の各氏=14日、福島県二本松市

 福島県沖を震源とする強い地震に見舞われた福島県二本松市の岳(だけ)温泉街で、旅館内部の柱や天井が崩れるなど被害が広がっています。地震翌日の14日、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と岩渕友参院議員、神山悦子、宮本しづえ、大橋沙織各県議、町田和史党県委員長が調査し、県庁でも被害報告を受けました。

 「すぐに来てくれてありがたい。今回は10年前の時より被害がひどい」と、ひびが入った建物の外壁を指すのは同温泉街の中心部にある旅館の幹部役員。

 案内されて中に入ると、棟と棟をつなぐジョイント部分が崩れて防火壁が倒れていました。すべての階で天井の一部破損や客室被害が見られます。

 「13日は泊まり客が50人いたが、地震直後に帰った人もいた」と話す役員。「新型コロナで売り上げが低調なので、持続化給付金など可能な限りの努力をしているが、ぜひ支援をお願いしたい」と訴えました。

 別の旅館では、1年前に御影石に張り直したフロントの床が壊れ、高価な1枚ガラスも破損。玄関先や駐車場にも亀裂が走り、ブルーシートが掛けられていました。作業着姿で応対した女将(おかみ)は「5階まで全部被害が出ている。大きな地震が続くのではないかと心配です」と不安を語りました。

 高橋議員は「15日は大雨になる予報なので地盤の緩みによる被害も心配ですね。国政や県政で実態を届け、支援を強めたい」と話しました。


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