2021年2月12日(金)
コロナ禍 学生に食料支援
寮食ないので助かる
道教育大釧路校で教職員組合が配布
コロナ禍で食事もままならない学生を支援しようと、北海道釧路市の北海道教育大学釧路校教職員組合は10日、学生生活支援プロジェクトの第1回の食料無料配布を校内で行いました。春休みながら134人の学生が次々と訪れ、ずらりと並んだ米や野菜、レトルト食品、カップ麺を手に取りました。
「本当にありがたいです」「お米がなかったのでうれしかった」「寮食が無くなったので助かります」と学生たちから感謝と喜びの声が上がりました。
組合はコロナ禍の学生生活についてアンケートを実施し、半数近くの学生が回答。その9割が寮や1人暮らしでの生活で、半数が親からの仕送りがなく、8割以上がバイトをしています。うち8割の学生がコロナ禍でバイトが「減った」「なくなった」と答え、6割が「食費など生活に影響」、5割が「生活に不安」を感じていることが分かりました。
希望する支援の問いに、一番多かった「食料無料配布」を実施しようと決め、懇親会などのために蓄えていた財政を使って、準備を進めてきました。
木戸口正宏委員長(専任講師)は「今後も大学関係者や地域のみなさんに協力を呼びかけ、支援を継続したい」と話しています。