2021年2月12日(金)
森氏の女性蔑視発言に抗議
埼玉・フラワーデモ 高校生も参加
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性暴力に反対する「フラワーデモ」が11日、東京をはじめ全国各地で取り組まれました。埼玉では、さいたま市のJR浦和駅東口などで行われました。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言に抗議するプラカードを掲げてスタンディング。参加者を激励する人もいました。
呼びかけ人の野田静枝さんは「トップが『女性がいると時間がかかる』と言うような会議は男性にも議論をさせない会議だと思う」と強調。ツイッターを見て参加した女性(34)は「森さんの発言は本当に悲しくて、家事が手につかなくなる。子どもがこれから生きる社会を良くしたい」と語りました。
都内の高校1年生は「学校の先生にフラワーデモを紹介され、友達も誘って参加しました。男子高なので女性差別についてあまり知らなかったけど、あんな発言をする人がオリンピック組織のトップにいるなんて、驚き」と話しました。
新日本婦人の会県本部会長の高田美恵子さんは、森会長辞意の報道に「辞めて収まるわけじゃない。世界中に日本のひどさが伝わってしまったことを私たちは忘れません」と語りました。
日本共産党の梅村さえこ前衆院議員、立憲民主党の小宮山泰子衆院議員らも参加しました。