2021年1月19日(火)
雪下ろし・除雪 深刻
秋田・横手 対応遅い市長に批判
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昨年からの記録的な豪雪に見舞われた秋田県横手市は、雪下ろしや生活道路の除雪がまったく追いつかず深刻な状態です。日本共産党横手市議団には、「業者に依頼してもなかなか来てくれない」「家がつぶれる」と市民から不安や悲痛な声が次々寄せられています。
雪下ろしが遅れ、屋根の軒折れや倒壊などの被害が多数出ています。これまで自力で作業してきた女性は、親の介護に加え自身も体が不自由になり「子どもたちが帰省して下ろしてくれていたが、新型コロナでそれもできない。中には、体が悪いのに無理して作業している人もいる」と話します。長く地域の自治会に携わった男性は「以前は共助組織もあり協力して作業していたが、高齢化で自宅の屋根にさえ上がれない状態。自助・共助も、すでに限界にきている」と語りました。
生活道路は狭くなり、高い雪壁で見通しもきかず、屋根や街路樹、電柱からの落雪の恐れがあります。「子どもたちの通学路でもあり、何とかならないか」と切実な声も。
市民からは「昨年から正月返上で住民も業者も市職員も奮闘しているのに、市長がやっと腰を上げたのは1月の仕事始め。できない理由ばかり挙げ、すべて後手後手。住民軽視だ」と批判が上がっています。
党市議団をはじめ市議会では、災害救助法が適用になったものの一度も雪下ろしが済んでいない一人暮らしの高齢者の家が多く、早急に対応するよう市長部局に対し強く働きかけています。