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2021年1月16日(土)

北九州市議選告示まで1週間

共産党10議席へ全力

 ことし初の大型地方選となる北九州市議選は15日、告示(22日、31日投票)まで1週間となりました。日本共産党は現有8議席から10議席をめざし7選挙区で全力を挙げています。

 この日、小倉北区の出口しげのぶ予定候補=現=は地域を駆け巡り、自民、公明党が推進する3500億円の下関北九州道路よりもコロナ対策をと訴え、「黙っていれば下北道路。声をあげればコロナ対策」と呼びかけます。

 通りがかった83歳の男性は当初、「下北道路はできたら便利になる」と言っていましたが、対話すると「やっぱりコロナ対策が最優先やね。政府の(コロナの)対応は遅い」と憤りました。演説に足を止めた85歳の女性は「安倍首相は長かったけど、市民の喜ぶことは何一つしなかった」といいます。「政権交代をめざしています」と出口氏が述べると「変えないかん」ときっぱり。

 市議選は総定数57に対し、81人が立候補予定。自民党(現有22)は、保守系無所属の囲い込みも含めて攻勢を強めています。公明党(同13)も現有議席死守を叫び、「福岡県の緊急事態宣言の発令で、先行きが全く見通せない危機的な状況に。電話もフル活用した執念の押し上げが急務だ」と必死。立憲民主党は現職6人、新人2人を擁立し議席増を狙い、日本維新の会は新人4候補を擁立し前回すべて失った議席の奪還を図ります。どの選挙区も主要政党がぶつかりあう激しい攻防となっています。

 日本共産党の「下北道路よりも保健所増設を」「高齢者福祉乗車券を」との訴えは共感を広げています。自民、公明党は「下関北九州道路の早期実現」を明言し、争点が浮き彫りになっています。

 激戦を勝ち抜こうと、日本共産党は11日に行われた志位和夫委員長のオンライン演説会も力にし、全有権者対象の宣伝を進め、支持を広げ、「コロナから命と暮らし、医療を守るためあなたの力が必要です」と呼びかけています。


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