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2021年1月14日(木)

ヒバクシャ国際署名

最終集約は1370万2345人分 国連提出分を連絡会が発表

オンライン会見

写真

(写真)会見する児玉さん(上)、田中さん(左下)、林田さん=13日

 ヒバクシャ国際署名連絡会は13日、オンラインで会見を行い、2016年4月から2020年末まで取り組んだ、核兵器廃絶を世界に呼びかけた「ヒバクシャ国際署名」の最終集約1370万2345人分を国連に提出したと発表しました。

 同連絡会の代表で日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員は、核兵器禁止条約が22日に発効することについて、「課題の半分を達成しました。日本政府が禁止条約に署名も批准もしていないので、日本政府に対し、条約参加を求める署名を日本被団協としても取り組むことにしています」と語りました。

 日本被団協の児玉三智子事務局次長は、「1月29日の誕生日を前に、核兵器禁止条約が発効するという大きなプレゼントをいただいた」と喜びを語るとともに、「長い長い核兵器廃絶運動のなかで、たくさんの被爆者が結果を見ずに亡くなった。先人に感謝しながら、核兵器の廃絶まで頑張りたい」と語りました。

 キャンペーンリーダーの林田光弘さんは、この5年の運動を振り返り、多くの被爆者と出会い、亡くなった方もいると述べ、「75年以上にわたって運動をすすめてきた方々に敬意を表します」と語りました。

 2020年10月の国連第1委員会には1261万2798人の署名を提出。コロナ禍にもかかわらず、2カ月間で100万人以上の人々が署名に応じました。日本被団協が署名目録を国連に1月8日提出しました。


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