2021年1月10日(日)
宮古島市長選きょう告示
ザキミ候補 国いいなり転換
沖縄
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17日投票の沖縄県宮古島市長選が10日、告示を迎えます。同市の陸上自衛隊ミサイル基地配備・弾薬庫建設が大争点の一つで、政府言いなりに容認する現職の下地敏彦氏(75)と、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と一部保守勢力の統一候補で前県議の、ザキミ一幸氏(71)の一騎打ちとなる見込みです。
ザキミ候補は連日、自民、公明両党が推薦する現職の、一部企業のためのハコモノ利権行政・ワンマン政治などと指摘される市政運営を批判。「市民の手に市政を取り戻す」ことなどを演説しています。
陸自ミサイル基地配備・弾薬庫建設の現状は、住民合意はなく説明も不十分なまま政府が工事等を強行。現地で粘り強い反対運動が続いています。
同基地配備・弾薬庫建設の問題についてザキミ候補は、デニー知事と連携し、国に丁寧な説明を求めることを強調。「市民の協力・理解のない安全保障はあり得ない」と、政府の強行に反対です。
ザキミ候補は「市民の命と暮らしを第一に」と掲げ、▽新型コロナウイルス対策として検査体制の拡充▽農水産業の育成強化▽公共投資の平準化▽地元企業の受注機会の均等化―などを公約しています。