2020年12月18日(金)

みんなでつくりだした重要な前進　一刻も早く３０人学級を

少人数学級で志位委員長

　日本共産党の志位和夫委員長は１７日、国会内で会見し、政府が現在は１クラス４０人（小１のみ３５人）と定められている公立小中学校の学級編成標準を２０２５年度までに全学年３５人以下に引き下げると決めたことについて、「コロナのもとで苦しんできた子どもたちに少人数学級をという多くの方々の運動が実ったものだ」とのべました。

　志位氏は、「小学校の全学年の学級規模の一律の引き下げは４０年ぶりだ」と指摘し、少人数学級の実現は、全国知事会など地方自治体、校長会や教育委員会の全国団体が求め、全教をはじめ教職員団体や保護者、多くの教育研究者、市民による粘り強い運動が続けられてきたと述べ、「みんなでつくりだした重要な前進だ」と強調しました。

　志位氏は同時に、「小学校だけ、３５人を５年かけて」というのは「不十分だ」と指摘。「中学校、高校にも広げ、３０人学級にしていく。もともと文科省自体は３０人学級を求めていた。３０人学級を一刻も早く実現するべく力を尽くしたい」と述べ、「多様な子ども一人ひとりを尊重する教育をつくるように力を尽くしたい」と語りました。