2020年12月9日(水)
米軍、民有地で訓練
沖縄・高江 地権者「やりたい放題」
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沖縄県東村高江の民有地で米軍が訓練を行っていたことが8日、明らかになりました。民有地にテントが張られているのを同日朝、通りかかった住民が発見しました。現場は原野で、特に被害はありませんでしたが、地権者は「やりたい放題で(訓練を)させたらおかしい」と話したといいます。
発見者から連絡を受けた日本共産党の伊佐真次・東村議が同日午前10時ごろ現場に到着。米空軍所属とみられる兵士3人とピックアップトラック1台、オフロード車2台を確認しました。伊佐村議らに米兵は「これは訓練だ」「昨日(7日)の午後に来た」と答えたといいます。
7日から8日の間に何らかの夜間訓練を行っていた可能性もあります。沖縄防衛局は、今回の訓練について米軍側から同防衛局に連絡があったかを含めて確認中としています。
伊佐村議らが、現場が民有地であることを伝えると、兵士らは8日午前11時ごろ立ち去りました。
現場は、小学校や村営住宅が立ち並ぶ集落を通り抜ける細い道沿い。伊佐村議は、米軍の通行で事故が起きる危険性も指摘し「(米軍は)何をやっても許されると思っているのではないか」と厳しく批判しました。