2020年12月6日(日)
コロナ乗り越える社会 どうする
大阪革新懇 講演と文化のつどい
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進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)は5日、「講演と文化のつどい」を大阪市で開き、130人が参加しました。「コロナ危機を乗り越えられる社会をどうつくっていくか」をテーマに石川康宏神戸女学院大学教授が講演しました。
石川氏は、大資本が目先の利益を求める新自由主義経済の下で乱開発が行われた結果、さまざまなウイルスを持つ野生動物と人間の接触が増えコロナウイルスがもたらされた可能性を指摘。貧富の格差や地球温暖化を広げる新自由主義からの転換が必要だと述べました。
コロナ禍で学費半額を求める学生の運動、幸福度ランキングなど北欧諸国と日本の比較を示しながら、個人の尊厳を守る政治の必要性を力説。「脱新自由主義」が野党で一致していることも挙げ、野党連合政権の実現へ市民一人ひとりが力を合わせ、野党を後押ししようと呼びかけました。
「ユニオン関西21世紀アンサンブル」が弦楽四重奏でバッハの「G線上のアリア」などを演奏。奏者の一人が、コロナ禍の苦境で演奏活動を模索する思いを語りました。