2020年12月2日(水)
札幌 種苗法改悪反対宣伝
「食の安全大事」 飛び入り参加次々
食農連
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菅義偉政権が農と食のあり方を大きく変える種苗法改定案を押し通そうと狙う中、道農民連や道労連などでつくる「食糧と農業を守る全北海道連絡会」は1日、廃案を求めて緊急宣伝しました。
気温0度と凍える寒さの札幌駅前。「種は命の源」「種苗法『改正』に反対します」と書いたプラスターを高く掲げたメンバー。飛び入り参加が相次ぎ、「種子を企業に明け渡す種苗法改定案は廃案に」と書かれたポケットティッシュ付きビラが次々に受け取られました。
札幌市に勤務する50代の女性は「種苗法は一般の人が知らなければいけない大切な問題。お手伝いできればと」と語ります。
大学3年の女子学生(20)も駆け付けました。「食べ物は私たちに直接かかわることです。種苗法改定をみんなに知ってほしい」と力を込めました。
小学5年の娘と訪れた西区の女性(43)は「日本中に発信しないと日本の食の安全は守れない。種苗法を改悪しようとしている差し迫った状況です」と動画を撮影し、「SNSで拡散します」。
北海道たねの会の久田徳二代表は「わずか数時間の審議で通していいのでしょうか。改定しないで、と声を上げよう」と訴えました。
日本共産党の畠山和也前衆院議員は「コロナ禍で食うに困った青年や学生を放っておいて、こんな悪法を強行する場合ではない」と強く批判しました。