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2020年11月30日(月)

青年と手を取り合い希望ある新しい社会へ

民青全国大会終わる

新委員長に西川氏

 日本民主青年同盟(民青)の第44回全国大会は29日、コロナ危機から命と暮らしを守り、新自由主義を転換して希望ある新しい社会をつくろうなどとする決議を採択して閉会しました。新たな委員長に、西川龍平さんを選びました。

 初日に引き続き、地方ブロックごとに会場を設けて開催。討論では、コロナ危機を大きなきっかけに社会を変えたいと民青に加盟した経験や、さまざまな取り組みを通じて政治を動かしてきたという発言が相次ぎました。

 8月に加盟した大学生は「私自身がコロナ危機で変化した青年のひとりです」と発言。幼少期も振り返りながら、今の社会のもとで貧困に陥りやすい状況におかれている母子家庭が、コロナ禍でさらに深刻な状況になっていると訴え。「十分な補償をしない国はおかしいし、声を上げないといけない」と話しました。

 福岡県の委員長は、青年実態アンケートを集めて国や県などへの要請を行い、若者にかかわる県独自の支援策も実現したと紹介。国会でも民青の活動が取り上げられ、「行動すれば政治を変えられることが、同盟員の確信になっています」。

 北海道の委員長は、食料支援などの活動を通じて多くの仲間を迎えてきたと発言。出会ってきた青年の切実さは、どれも緊急性があるものばかりだったとのべ、「命と暮らしを守る政治へと変えるために、次の総選挙で政権交代を実現したい」と語りました。

 結語で小山農(みのる)委員長は、コロナ危機のもとでも青年の命と暮らしを守るために活動して情勢を切り開いてきた発言が各地からあったと語り、「互いに学び、励ましあう歴史的な大会になりました」とのべました。

 その上で、萩生田光一文科相が国会で「学生支援緊急給付金」の追加配布を表明したことを紹介し、「学生の運動と民青の頑張りが勝ちとった貴重な成果です」と強調。

 次の大会期はいよいよ野党連合政権の樹立がかかった総選挙をたたかうことになると語り、青年と民青が手を取り合い「希望ある新しい社会をつくるたたかいをいっそう発展させよう」と呼びかけました。

政治の転換を実現する先頭に

 全国大会では新たな役員を選出しました。新委員長の西川龍平さんはあいさつで、「青年の要求が実現できる政治への転換を実現するために、先頭に立って頑張ります」と決意を語りました。

 選出された役員は次の通りです。(新以外はすべて再任、敬称略)▽委員長=西川龍平(新)▽副委員長=中山歩美、酒巻眞世(新)▽常任委員=青山昂平、阿部泰樹、伊藤ナシカ、佐久間藍


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