2020年11月22日(日)
軍事同盟・基地なくそう
日本平和大会開く オンラインに3000人超
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「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地2020年日本平和大会」が21日、オンラインで開かれ、約500カ所の視聴会など3000人以上が参加しました。(関連記事)
全体集会では全労連の小畑雅子議長が開会あいさつし、日本平和委員会の千坂純事務局長が主催者報告。菅政権による沖縄・辺野古基地建設や「敵基地攻撃」の具体化、日本学術会議の会員任命拒否などを批判し、「背景にある日米軍事同盟からの離脱を今こそ求めていこう」と強調。安倍改憲阻止やイージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)撤回などをあげ、「市民の力で変えられる。総選挙で市民と野党の連合政権をつくろう」と述べました。
米国、フィリピン、韓国から軍事基地の現状を報告。非核フィリピン連合のコラソン・ファブロス事務局長は、28年前に米軍基地を撤去させたが、中国封じ込めで米軍が戻ろうとしていると報告。韓国の韓信大学統一平和政策研究院の李俊揆(イ・ジュンギュ)さんは、「軍事同盟や基地再編に立ち向かう日韓市民のたたかいが重要」と指摘しました。
学術会議の会員任命を拒否された小沢隆一東京慈恵会医科大学教授ら3氏が連帯のスピーチ。小沢氏は「異論排除の政治が横行すれば、精神的自由権、憲法そのものの危機です」と述べました。「市民連合」呼びかけ人の中野晃一上智大学教授は、「総選挙で平和への道を示し、誰もが命や生活が守られる政治の選択肢をつくりたい」と表明しました。
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、れいわ新選組の山本太郎代表がメッセージ。小池氏は「市民と野党の共闘で軍事基地のない新しい日本をつくろう」と呼びかけました。