2020年11月15日(日)
少人数学級を今こそ
都内で学習会
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少人数学級を今こそ実現しようという学習会が14日、東京都内で開かれ、参加者は学級編成や教員定数を決める仕組みと現状、少人数学級実現への展望などを学びました。「安倍教育政策NО・平和と人権の教育を!ネットワーク」が主催しました。
「ゆとりある教育を求め全国の教育条件を調べる会」の山崎洋介事務局長が講演しました。
山崎さんはコロナ禍による休校後の分散登校で、少人数学級がゆとりをもたらし、ゆきとどいた教育ができることを多くの教職員が実感したと強調。「これまでの学級人数が異常なことを多くの人が感じた。コロナ前に戻るのでなく、異常な状況を正さなければならない」と語りました。
少人数化によって増える学級担任分だけでなく、担任以外の教員も相応に増やすことなどが必要だと強調し、財政的な試算も示して、段階的に20人以下にすることを提言。法改正によって、「非正規教員を正規化し、長時間過密労働を解消する本当の少人数学級制を実現するべきだ」と訴えました。
コロナ禍のもとで立場を超えて少人数学級を求める声が広がっている今がチャンスだとし、「『教育に人と予算を』の1点での共同を」と呼びかけました。
オンラインも含めて34人が参加しました。