2020年11月12日(木)
女川再稼働 知事「同意」
住民怒り「県民の総意でない」
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11日午後、東北電力女川原発2号機の再稼働の「地元同意」の最終判断をする、村井嘉浩知事と須田善明・女川町長、亀山紘・石巻市長の会談会場となった県の石巻合同庁舎前。再稼働に反対する市民団体がスタンディングで「地元同意するな」とアピールしました。
周辺地域を宣伝カーも走らせながら、会場入り口付近では全県から駆け付けた県民が「女川原発再稼働NO」「子どもたちに原発のない世界を」などの横断幕を広げ、旗やプラスターを掲げてアピールしました。
会談が始まる1時間以上前から、寒風の中をスタンディング。道行く自動車から手を振り激励する市民の姿がありました。須田女川町長が到着すると「女川原発は再稼働するな」の大きな声が響き渡りました。
会談終了後、村井知事の「地元同意」表明を受けて、市民団体53団体を代表して「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」の多々良(たたら)哲世話人は怒りの抗議声明を発表。「再稼働同意は、断じて『県民の総意』ではなく、再稼働問題はこれで終わりではない。これからも真に『県民の総意』に基づく再稼働の是非が決められることを求めて、あらゆる運動を進めていこう」と力強く訴えました。