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2020年11月11日(水)

特別支援学校 よりよい設置基準に

山下副委員長が教職員に聞く

滋賀

写真

(写真)草津養護学校の井尻校長(右から3人目)から説明を受ける山下副委員長(同2人目)ら=10日、滋賀県草津市

 障害のある児童生徒が通う特別支援学校の設置基準の策定が進められている中、日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員は10日、滋賀県の草津養護学校(草津市)、三雲養護学校石部分教室(湖南市)を訪れ、教職員や保護者から実情を聞きました。

 草津養護学校の児童生徒数は、1991年開校当時の103人から369人(5月1日現在)に増えています。児童生徒の増加に対しては、増築が2回(2001年、11年)行われました。来年度の児童生徒数の見込みは約400人で、開校時の4倍になろうとしています。PTAは18年間、学校の分離新設を求める署名に取り組んでいます。

 井尻正志校長は、10台のスクールバスをはじめ、保護者や放課後デイサービスの迎えの車など放課後の1時間に約100台の車両が出入りすることなど過密の実態を説明。「(子どもにとって)より居心地のいい学校にしようと思うと、より空間が必要」だと述べました。

 保護者は「過大・過密な学校が子どもたちを苦しめている。子どもたちの障害の特性に合った教育ができる規模の学校にしてほしい」と訴えました。

 山下氏は「子どもたちの持っている力を引き出しているのが支援学校です。既存の学校を放置するような設置基準や運用であってはならない。よりよいものにするために頑張っていきたい」と表明しました。

 視察には節木三千代県議、山岡光広党湖南地区副委員長(甲賀市議)が同行しました。


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