2020年11月10日(火)
学術会議介入 独裁国家許さない
憲法共同センターが宣伝
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菅義偉首相による日本学術会議への政治介入が大問題となるなか、全労連や新日本婦人の会などでつくる憲法共同センターは9日、東京・JR新宿駅前で、「日本学術会議会員 任命拒否を撤回せよ」などと書いた横断幕を広げて街頭宣伝をしました。
東京都世田谷区の男性(65)は、まともな説明をしない菅首相に憤り、「自分たちに都合の悪い人を排除したから説明ができなくなっている。こんな理屈は通らない。野党は徹底的に追及してほしい」と語りました。
各団体の代表がスピーチ。自由法曹団の吉田健一団長は、菅政権は民主主義と憲法を真っ向から踏みにじっていると指摘。「すべての国民への攻撃であり独裁国家への道です。絶対に許してはいけない」と訴えました。
日本共産党の宮本徹衆院議員は、学問への露骨な政治介入は許されず、野党は力をあわせて追及していくと表明。「学問の自由はもちろん、民主主義を守るためにご一緒に声をあげましょう」と語りました。
宣伝は、憲法を守り生かそうと毎月9日に全国で取り組んでいる「9の日」行動です。