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2020年11月10日(火)

少人数学級 実現すぐに

教育研究者有志がパンフ作成

署名18万人に

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(写真)パンフレットの趣旨説明をする教育研究者有志=9日、東京都千代田区

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(写真)少人数学級化を求める教育研究者有志が作成したパンフレット

 少人数学級化を求める教育研究者有志が9日、文部科学省で会見し、少人数学級の必要性とその進め方について主張をまとめたパンフレットを公表しました。少人数学級を求める署名が18万人分になったことを明らかにしました。

 東京都立大学名誉教授の乾彰夫さんは「新型コロナウイルスの感染拡大も再び警戒が強まっている。(少人数学級を)一刻の猶予もなく実施すべきだ」と強調。「18万人という多くの方が求めていることこそ必要性の証し」と訴えました。 

 同有志は7月から、少人数学級のすみやかな実施を求める署名を呼び掛け、9月に15万人分を文科省に提出しています。

 東京大学の本田由紀教授は、パンフレットにはできるだけ新しい、日本の全国データを使った研究を掲載したことを紹介。「学力という狭い領域だけでなく、個を大切にする上でも少人数学級が必要。習熟度別少人数指導よりも少人数学級の方が学力向上に効果があった」とのべました。

 他にも教育の質の向上のために正規教職員の増員が重要なことや、教員の処遇改善の観点からも少人数学級が必要なことを解説しています。

 パンフレットは公式ツイッター「#コロナ時代に少人数学級を(署名)」からダウンロードでき、研究者有志は活用をよびかけています。12月には、新たに集まった署名を文科省に提出し、少人数学級の実現へ後押ししていく考えです。


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