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2020年11月4日(水)

杉田議員の辞職求める署名

自民受け取らず返送

写真

(写真)自民党本部が受け取りを拒否したため、返送されてきた要望書と署名(一部加工、北原みのりさん提供)

 性暴力をなくそうと訴える「フラワーデモ」の主催者が「女性はいくらでも嘘(うそ)をつける」と性暴力被害者を侮辱した自民党の杉田水脈衆院議員の辞職を求める署名や要望書を同党本部に送付したところ、受け取り拒否で返送されたことが3日、分かりました。フラワーデモの呼びかけ人の作家・北原みのりさんが明らかにしたもの。

 フラワーデモは、杉田議員の辞職などを求める13万6400人の署名を集め、10月13日に自民党本部に持参しましたが、党側は門前で受け取りを拒否しました。

 要望書は、自民党の菅義偉総裁と二階俊博幹事長に「口頭注意だけにとどまらない措置」「人権侵害発言をくり返す人物を候補者にしない措置」などを求めています。同党は杉田議員の処分には消極的で、党としての謝罪や反省の姿勢も示していません。

 こうした対応を受けて北原さんは10月23日、署名と要望書を自民党本部に宅配便で送付しました。1週間たっても同党から連絡がないまま、受け取りを辞退する旨の通知とともに返送されたといいます。

 北原さんは「抗議の声に向き合おうとしない自民党の姿勢に驚いています。性暴力被害者は杉田議員の発言に苦しんでいます。自民党議員には、フラワーデモの現場に来て被害者の声を聞いてほしい」と話しています。


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