2020年10月29日(木)
学術会議任命拒否 基地強行と同じ
オール沖縄会議抗議
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の阻止を目指す「オール沖縄会議」の共同代表らは27日、県庁での記者会見で、日本学術会議が推薦した会員候補105人のうち6人の任命を菅義偉首相が拒否し、理由も示さないことに強く抗議し、拒否の撤回と任命を求める声明を発表しました。菅首相宛てで送付しました。
声明は菅首相の任命拒否を、学問の自由を「真っ向から踏みにじる違憲・違法行為」だと厳しく批判。学問の自由は「戦前の侵略戦争の道をひた走った痛苦の歴史を踏まえ、憲法が特に明記した」と強調しています。
菅首相の任命拒否という違憲・違法行為は「辺野古において強行されている新基地建設とまったく同じである。去る大戦において悲惨な地上戦を押し付けられた沖縄県民」として抗議し、任命を要求するとしています。
大城紀夫共同代表は記者会見で、「声を上げなければ安倍前政権を引き継ぐ菅政権がもっと強権化する。全国の団体、マスコミ、個人とその危機感を一緒に共有し、行動することを呼びかけたい」などと訴えました。