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2020年10月24日(土)

首里城復興 県民ともに

火災から1年 デニー知事が会見

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(写真)定例記者会見を開く玉城デニー知事=23日、沖縄県庁

 玉城デニー沖縄県知事は23日、県庁で定例記者会見を開きました。首里城(那覇市)の火災から1年となる31日を前に、「引き続き首里城復興に向け、全身全霊で取り組んでいく。県民はもとより、国内外の多くの皆さまと一体となり、首里城復興を果たしていきたい」と、改めて決意を表明しました。

 昨年10月31日未明、世界遺産の首里城跡に復元・再建していた首里城の、正殿など8棟が焼損する大火災が発生。原因はいまだに判明していません。

 当日、焼け落ちた首里城を目の当たりにしたことをデニー知事は振り返り、「何とも言えぬ衝撃を受け、いかんともしがたい喪失感に襲われたことを、忘れることはなかった」と語りました。

 復興への願いや激励の声が絶え間なく寄せられていることについて、デニー知事は「改めて皆さまのチムグクル(真心)に、心からお礼を申し上げたい」と述べました。

 19日時点で、県や那覇市などに寄せられている寄付金の総額は48億円を超える見込みです。正殿の材木の調達や赤瓦の制作・調達、石彫刻の復元などに活用していくとしています。

 デニー知事は「首里城復興を通して、沖縄の歴史・文化を感じ、ふるさとへの誇りや愛着が育まれ、文化の継承につなげる取り組みを積極的に推進する。戦争遺跡としても歴史的価値がある首里城を中心とした、平和学習環境等を整備していく」と語りました。


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