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2020年10月21日(水)

汚染水海洋放出するな 沿岸漁民連が要請書

 JCFU全国沿岸漁民連絡協議会は20日、東京電力福島第1原発事故で発生しているトリチウムを含む汚染水の海洋放出を決定しないよう求める要請書を菅義偉首相、梶山弘志経済産業相、小泉進次郎環境相、野上浩太郎農水相に送付しました。

 海洋放出を行えば、日本の水産業全体に甚大な影響を及ぼすと批判しています。

 要望書は、原発事故で、日本の農林水産業は、価格の下落、販路の喪失、外国の輸入規制などで打撃をうけ、苦しんでいると告発。福島県では、試験操業の水揚げも震災・原発事故前の2割にとどまり、関連する水産加工業や仲卸、小売業も苦境にあると述べています。

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)をはじめ、地元・福島県を含む多くの県漁連、農協、森林組合、自治体が反対の声をあげていると強調。この声に真摯(しんし)に耳を傾け、海洋放出を決定しないよう求めています。


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