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2020年10月20日(火)

学術会議問題 任命拒否撤回求める

東京 革新懇が街頭宣伝

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(写真)日本学術会議任命拒否問題で訴える革新懇の人たち=19日、東京・新宿駅西口

 全国革新懇と東京革新懇は19日、東京都の新宿駅前で、菅義偉首相による日本学術会議の会員候補6人の任命拒否に抗議する街頭宣伝を行いました。雨が降るなか20人以上が参加し、「菅首相は学問の自由をおかすな」の横断幕などを掲げ、6人全員を任命するよう求める署名を呼びかけました。

 マイクを握った全国革新懇代表世話人の五十嵐仁法政大学名誉教授は「学問の自由を保障した憲法23条、学術会議の推薦に基づいて任命するという日本学術会議法の両方に違反する許しがたい暴挙」と述べ、任命拒否の撤回、菅首相の退陣を訴えました。

 同じく代表世話人で翻訳家の池田香代子さんは「学者の世界の問題だ、私たちには関係ないとすませるわけにはいかない。私たちの生活にじわじわと及んできます。今ここでストップをかけましょう。それが子どもたちによりよい社会を残すための私たちの務め」と語りました。

 東京革新懇代表世話人の金子勝・立正大学名誉教授は、学問の自由が失われれば真理の探究ができなくなり、新型コロナウイルスや自然災害の危機、貧困や戦争から人間を解放することも難しくなると指摘。「菅内閣が続いたら、日本は真っ暗闇の社会になってしまう。日本社会を暗黒社会にしないように、任命拒否を撤回させよう」と呼びかけました。

 民青同盟の小山農(みのる)委員長、全労連の小田川義和前議長も訴えました。

 署名に応じた中野区の女性(84)は「今回のことは民主主義に反していると思う」と話しました。


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