2020年10月20日(火)
将棋新人王に池永四段 第51期
最後のチャンス結実
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池永天志四段(27)の先勝で迎えた将棋の第51期新人王戦決勝三番勝負第2局は19日、東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれ、午後5時35分、池永四段が119手で齊藤優希奨励会三段(24)を破り、ストレートで新人王を獲得しました。
第46期から連続6回出場(これまでの最高記録は三段の時の第47期にベスト8)、プロデビュー以来3回目の出場。年齢制限により今期限りの新人王戦でしたが、最後の決勝戦でチャンスをものにしました。
これで加古川青流戦につづいて若手棋戦二つ目のタイトルです。
今期は2回戦からの出場で、第49期準優勝の出口若武四段、古賀悠聖三段(現四段)、山本博志四段、渡辺和史四段を連破して三番勝負に進出しました。
新人王となった池永四段は「目標の優勝を達成することができてよかった。難しいたたかいだったが、最後は振り切れてよかった」と喜びを語りました。(関連記事・棋譜)
いけなが・たかし 1993年4月20日生まれ。大阪市出身。小林健二九段門下。2018年4月、四段昇段・プロデビュー。19年、第9期加古川青流戦で棋戦初優勝。