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2020年10月19日(月)

人権守る活動発展を

自由法曹団総会 100周年へ決意新た

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(写真)自由法曹団総会であいさつする新旧の役員=18日、神戸市中央区

 自由法曹団(吉田健一団長)は18日、神戸市で総会を開きました。開会あいさつで吉田団長は、菅義偉政権について「前政権の疑惑にふたをし、新たに人権や民主主義、憲法をないがしろにしようとしている。日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否したことでも、その正体が示されている」と指摘。2021年の団創立100周年に向け、人権を守る活動の継続と発展を呼びかけました。

 全体会では、大阪都構想=大阪市廃止に反対するたたかい、辺野古新基地建設をめぐる状況、ヘイトスピーチに対する取り組みなどを各地の団員が報告しました。

 久保木亮介団員(東京)は、仙台高裁での「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の判決について発言。「国と東京電力の責任を認め、その過失を厳しく断罪している。賠償額を2倍に押し上げ、被害の全面救済に道を開いた。最高裁でも必ず勝ち抜きたい」と力を込めました。

 「『桜を見る会』を追及する法律家の会」事務局長の小野寺義象団員(宮城)は「安倍晋三前首相の後援会が主催した『桜を見る会』前夜祭は違法だとして、全国の弁護士と学者に呼びかけ、計941人分の告発状を東京地検に提出した。菅政権になってもこの問題をあいまいにしない」と述べました。

 石川康宏・神戸女学院大学教授が「私を助ける政治をつくろう」と題して講演しました。

 兵庫県弁護士会の友廣隆宣会長が来賓で出席。日本共産党の山添拓参院議員のメッセージが紹介されました。

 菅首相の日本学術会議への人事介入に抗議する決議など7本の決議を拍手で承認しました。吉田団長を再任、新幹事長に小賀坂徹団員を選出しました。


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