しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年10月17日(土)

なくすな大阪市

維新ビラの質問は市役所電話に?!

市側「コメントする立場にない」

投票の公正逸脱 居直る仰天回答

明るい会・よくする会が会見

写真

(写真)記者会見する(左から)山中、荒田、福井の各氏=16日、大阪市内

 大阪市廃止の是非を問う住民投票(11月1日投票)をめぐり、大阪維新の会(代表・松井一郎大阪市長)が発行しているビラに、疑問の問い合わせ先として副首都推進局の電話番号が掲載されている問題に対し、同局は15日、「コメントする立場にない」との意向を示しました。これを受け、「明るい民主大阪府政をつくる会」(明るい会)と「大阪市をよくする会」(よくする会)は16日、同局の対応は維新のやり方を是認するものだとして大阪市内で記者会見を開きました。日本共産党の山中智子市議団長が同席しました。

 問題となっているのは維新が発行しているビラ「維新プレス号外」(10月9日発行)です。ビラには「都構想をつぶすデマが流れています」「皆様の疑問はこちらまで」として、同局の番号が掲載されています。

 両会は住民投票の公平・中立性から逸脱しているとして14日に同局に対応をただす申し入れ書を提出していましたが、15日に同局から「大阪市として、記載を制限したり、個別に許可を求める必要はないと考えている」「個々のビラについて、コメントする立場にはない」と回答がありました。

 会見には、明るい会の荒田功事務局長、よくする会の福井朗事務局長が出席。荒田氏は「(同局の回答が)あまりにも機械的だ」と述べ、「中立・公平性の責任は大阪市にあるのだから、それに抵触することに注意を促すのは当たり前ではないか」と強調しました。山中市議は「市民への誠意が全く感じられない。これを問題にしないのは仕事の放棄だ」と批判しました。


pageup