2020年10月15日(木)
学術会議問題
杉田副長官の国会招致を
野党国対委員長が一致
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日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党の野党国対委員長は14日、国会内で会談し、日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人の任命拒否への杉田和博官房副長官の関与が濃厚になったことについて、「思想や言論で政府に異を唱えたことで外したとすれば、民主主義への挑戦だ」との認識と、今月末召集の臨時国会に杉田氏を招致するよう求めることで一致しました。
「Go To トラベル」に関して、利用した客数やホテルなどの実績について9月15日分までしか把握していないなど、政府のずさんな対応を批判。また「Go To イート」で少ない品数を注文し、ポイントを稼ぐ「錬金術」や「幹事総取り」の問題があると指摘し、「こういう税金の使い方でよいのか」として、根本的に見直しを求めていくことを確認しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は、最高裁が、非正規雇用労働者と正規雇用との間にある一時金や退職金の格差を「不合理な格差」と認めない判決を出したことについて、「極めて遺憾だ」と表明。労働者をどう守るのか、野党として対処していくことで一致しました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は、自民党の森山裕国対委員長に、杉田氏の国会招致を申し入れました。森山氏は「検討したい」と述べました。