2020年10月13日(火)
分断・対立 社会変えたい
性暴力なくそう 各地でフラワーデモ
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性暴力をなくそうとフラワーデモが11日、全国35カ所以上で取り組まれました。東京ではオンラインでシンポジウムが行われました。作家の北原みのり、編集者の松尾亜紀子の両呼びかけ人ら6人が「女性同士を分断して対立させたり、声をあげる被害者を逆にたたくような社会を変えていこう」と語り合いました。
ライターの小川たまか氏は「デモのきっかけの一つとなった、12歳の娘への性虐待疑いの控訴審判決が12月にあります。注目を」と訴え。当事者団体代表理事で、法務省の刑法改正検討会委員の山本潤氏が、性交同意年齢の引き上げや地位利用規定の創設、公訴時効の問題点などを語りました。
松尾氏は、性暴力被害者を侮辱する発言をした自民党の杉田水脈衆院議員の辞職を求めて13万6000人超の署名が集まるなか、同党の野田聖子幹事長代行から「受け取れない」と返事があったと報告。北原氏が「国民の声を受け取らないなんて。必ず自民党に届けます」と語りました。
福岡フラワーデモ主催の黒瀬まり子氏は「デモに何度も励まされました。自分の住む場所で開催してみると、世代を超えた温かい輪が広がっています」と話しました。