2020年10月10日(土)
辺野古 意見書1万8904件
設計変更 13年埋め立て申請の5倍超
沖縄県は9日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が県に提出した設計変更申請書の縦覧期間中(先月8日~同28日)に、県内外から同申請書に対する意見書1万8904件(速報値)が、県に寄せられたことを発表しました。2013年の同新基地建設の埋め立て申請書に対する意見書数(3371件)の5倍以上です。
玉城デニー知事は同意見書などを参考に、同申請の承認・不承認を判断します。承認しなければ、日本政府は新基地建設の埋め立て予定地に広がる軟弱地盤の改良工事ができず、建設は進みません。
新基地建設阻止を目指す「オール沖縄会議」などは、デニー知事が申請を不承認にする際の後押しとなる、申請書の問題点を指摘する圧倒的多数の意見書の提出を、広く呼びかけていました。
県は、現在、意見書の内容や、住所、氏名などについて整理中。今後、意見書数の確定値が分かり次第、公表する予定です。