2020年10月10日(土)
南関東から政権交代、共産党躍進のうねりを
千葉・津田沼 志位委員長が訴え
|
日本共産党の志位和夫委員長は9日、千葉県・津田沼駅前で訴え、自身も予定候補者の一人である衆院南関東比例ブロックから、政権交代、日本共産党躍進のうねりをつくりだすことを熱く訴えました。雨天のなか足を止めた聴衆から大きな拍手が起こりました。
志位氏は冒頭、「菅首相について、『苦労人』とか『パンケーキ好き』などともてはやす動きがあるが、早くも危険な姿が浮き彫りになってきました」と切り出し、日本学術会議への違憲・違法な人事介入、新型コロナ危機のもと「自助」「自己責任」を押し付ける政治姿勢について厳しく批判。「私たちは安倍前政権について『戦後最悪の政権』と批判してきましたが、菅政権はそれを上回る強権的、ファッショ的、冷酷非情な姿を見せつつあります。この決着は総選挙でつけましょう」と呼びかけました。
そのうえで志位氏は、「どういう新しい日本をつくるか」と問いかけ。国際水準に比べて少なすぎる医師・看護師数、非正規労働者の雇い止めの急増、「40人学級」の矛盾、経営苦に直面する中小・小規模事業者、異常に遅れたPCR検査、文化芸術への予算と思想の貧困、ジェンダー不平等の実態など、新型コロナ危機のもと噴き出した日本社会の問題点をリアルに告発しつつ、それらを解決する「七つの提案」を縦横に語りました。志位氏が一つひとつの提案を語ると、節々で拍手がわき起こりました。
最後に志位氏は、「どうやってこの政治を変えるか」と問いかけ、次の総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権をつくることに正面から挑戦する日本共産党の決意を表明するとともに、野党がこの点で腹をくくり、国民に政権奪取の意気込みを示してこそ、その本気度が伝わり、情勢の前向きの大変動がつくれると熱烈に訴えました。そして、「次の総選挙を政権奪取の歴史的選挙にしていくうえでも、日本共産党躍進の流れ、躍進の勢いをつくりだしていきたい。どうかあなたの力を」と訴えると、聴衆は大きな拍手でこたえました。
千葉県市民連合の矢口望運営委員は、前回総選挙で、千葉5区で野党統一候補を実現してたたかった経験を紹介し、「市民と野党が力をあわせれば、政治は必ず変えられる」と強調しました。
さいとう和子衆院南関東比例予定候補は、「菅政権で、軍事予算の概算要求が過去最高を更新したが、いまやるべきはコロナ対策だ。くらしに目を向けない政治を変えよう」と訴え。3小選挙区の予定候補者が演説しました。