2020年10月9日(金)
「学問を守れ」学生も学者も
首相官邸前
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大学生・院生ら有志が呼びかけて8日、菅義偉首相による日本学術会議への人事介入に対する抗議が首相官邸前で行われ、「学問守れ」「勝手に決めるな」と声を上げました。雨のなか、「憲法違反です」「SUGA OUT!」などのプラカードを手に抗議しました。
抗議を呼びかけた1人で東洋大学3年の男子学生は、任命拒否は憲法違反であり、これまでの政府答弁にも反していると指摘。国会で議論すらせず勝手にルールを変えることは許されないと訴え、「学生にとっても無関係ではありません。任命を拒否した理由の説明、全員を任命することを求めます」と語りました。
学生や院生がスピーチ。早稲田大学1年の男子学生は、政府の日本学術会議への人事介入が許されれば、多くの研究者が萎縮してしまうと指摘。「これでは学問の自由が保障されているとはいえません」とのべました。
学者からも、学習院大学の佐藤学特任教授、任命を拒否された早稲田大学の岡田正則教授、東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授がスピーチしました。