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2020年10月8日(木)

新基地問題“協議の場を”

デニー知事が菅首相に要望

 沖縄県の玉城デニー知事は7日、菅義偉首相と首相官邸で会談し、米軍普天間基地(宜野湾市)の一日も早い危険性の除去は喫緊の課題だとし、辺野古新基地建設とは別に「対応をしていただきたい」と述べ、対話による解決を求め、政府との協議の場を設けるよう要望しました。

 両氏の会談は菅首相就任後、初めてですが、デニー知事によると、わずか6~7分程度でした。菅首相からは新基地建設問題についての発言はなかったといいます。

 デニー知事は会談後、記者団に、辺野古新基地建設問題について、「基地問題が解決に向かうような取り組みにつながる協議の場をつくらせていただくのがわれわれの願いだ」と語りました。協議の場として、専門家会議の設置などを例に挙げました。

 デニー知事は同日、岸信夫防衛相とも防衛省内で会談し、新基地工事の中止を改めて要請。また、宮古島や石垣島への自衛隊ミサイル基地建設について、「現地では必ずしも十分な説明や理解が得られていない」と指摘し、工事を中止して住民へ丁寧な説明を行うよう要請しました。


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