2020年10月2日(金)
“増税政権 期待できぬ”
札幌 各界連など消費税宣伝
|
領収書を見るたびにため息と怒りが混じる消費税10%増税の強行から1年。消費税廃止北海道各界連絡会と道社会保障推進協議会は1日、怒りの宣伝行動を繰り広げました。
「コロナウイルスで経済に大打撃 消費税減税で景気回復を」の横断幕が通行人の目を引く札幌市大通公園。ポケットティッシュ付きビラを配ると、次から次と手を伸ばし、「コロナで暮らしは大変。増税した消費税を下げてほしい」という高齢者や、「頑張ってください」と激励する女性が相次ぎました。
障害者の就労支援施設で調理師をしている手稲区の男性(57)は「消費税を5%に戻して景気回復をというのは本当にその通り。『消費税を上げざるを得ない』という菅政権には期待できない。俺たちが声を上げ、政治を変えるしかないね」と力を込めました。
北商連の石塚隆幸会長、道労連の三上友衛議長、日本共産党の畠山和也前衆院議員らがリレートーク。「消費税は収入のない人からも情け容赦なく搾り取る最悪の不公平税制。中小業者は赤字であっても納めなければならない営業破壊税です。今こそ5%に戻させよう」と訴えました。
根っからの大増税論者の菅首相を批判した畠山氏。「コロナで苦しみ、暮らしや営業で困っている人を支えるために消費税減税を、と一緒に声を上げよう」と呼びかけました。