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2020年9月23日(水)

北海道から政権交代を

札幌 小池書記局長・はたやま氏が訴え

農業を壊し、鉄路を奪い、核のごみを押し付ける政治を変えよう

 日本共産党の小池晃書記局長は22日、札幌市で、はたやま和也衆院北海道ブロック比例予定候補(前衆院議員)、衆院小選挙区の平岡だいすけ(2区)、橋本みか(5区)、松橋ちはる(9区)の各予定候補とともに街頭演説し、「行き詰まった『安倍政治』に総選挙で決着を。比例代表でのはたやま議席奪還を。選挙区では市民と野党の共闘ですべて勝利を」と呼びかけました。

 秋晴れのもと、大通公園に訪れた家族連れや若者らが次々と足を止めて演説に聞き入り、聴衆の輪が広がりました。

 「北海道の農業を壊し、鉄路を奪い、地方の苦しみにつけこんで核のごみを押し付ける政治をみんなの力で変えよう」と訴えた小池氏。安保法制=戦争法成立後、地域から「野党は共闘」の声をあげた最初のさきがけとなったのが北海道5区補欠選だったと指摘し、「ここからみなさんの力で始まった市民と野党の共闘が、5年間の取り組みを経てアプローチから政権交代へ向けてアタックの段階に入った。さらに前に進んでいこう」と呼びかけると、聴衆から「そうだ」「がんばろう」の声があがりました。

 小池氏は、俳優・タレントの毒蝮(どくまむし)三太夫さんがニュースサイトのインタビューで「新・立憲民主党が本気で政権交代を目指すなら共産党と組む覚悟を」とし、「正直であることで泣きを見るようなバカげた社会はゴメンだよ。そのためにも野党がしっかり大きく固まって、与野党で天下分け目の関ケ原となるような選挙になってほしいね」と語っていることを紹介。「共同の力で自民・公明の政治を終わらせ、新しい政治を。そのためにも野党共闘の要である共産党を大きく伸ばしてください」と力強く訴えました。

 小池氏は、菅義偉政権が国のあり方として「自助」を強調していることについて、「コロナ危機のもと国民がこれだけ自助努力している時に、これ以上どうしろというのか」と指摘。「自分の力だけではどうにもならないから政治があり、そのために税金を払っている。政治の仕事は『公助』。コロナのもとではなおさらだ」と訴えました。

 さらに小池氏は、政府が来年度予算概算要求で軍事費を過去最大となる5・4兆円超も計上するとしていることについて、「コロナで苦しむ中、なぜ過去最大の軍事費が必要なのか」と批判。日本もタイや韓国のように軍事費を削減しコロナ対策にまわすべきだと強調しました。

 そして、コロナ危機を乗り越え、少人数学級や消費税5%への緊急減税、ジェンダー平等社会などを実現し、新しい日本の社会をつくろうと訴えました。

 はたやま比例予定候補は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村が応募を検討していることに関し、「地方に負担と分断を負わせるのではなく、核のごみを出さないで原発をやめることが政治の決断ではないか」と訴え、再び議席を勝ち取る決意を表明しました。


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