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2020年9月13日(日)

なくすな大阪市

福島区なくさんといて 大集合!

平松元大阪市長と山中市議団長講演

 大阪市を廃止し四つの特別区に分割する「大阪都」構想に反対する「福島区をなくさない区民の会」は12日、大阪市福島区で集会「福島区なくさんといて 大集合!」を行いました。平松邦夫・元大阪市長と日本共産党の山中智子市議団長が講演し、質問コーナーや住民投票クイズで会場は盛り上がりました。

 平松氏は、特別区の本庁職員の大半が他区の庁舎に間借りする「合同庁舎」案の危険性を指摘。災害時に職員が自分たちの区にいないということが起き、大地震や台風にきめ細やかな対応ができなくなると告発しました。

 山中市議は、「都」構想は大阪市の税収が府に吸い上げられ、各特別区が府からお小遣いをもらうような制度になっており、住民サービスの後退は必至だと強調。コロナ禍の今、命と暮らし・営業を守る「市民が主役の大阪市へ、『都』構想反対の明るい運動を広げよう」と呼びかけました。

 集会には、大阪市廃止に危機感を持った市民が数多く参加しました。障害のある娘と一緒に集会に参加した男性は「娘はバスで作業所に通っています。(障害者と家族にとって命綱である)無料パスがなくなることが心配です」。区内に住む女性(55)は「大阪市は特別給付金の支給も遅かった」「吉村知事はテレビに出るよりも、コロナ対策をしてほしい」と語りました。


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