2020年9月13日(日)
性暴力ない社会へ さらに
各地でフラワーデモ
東京はオンライン開催
性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、全国各地で行われました。東京はオンラインで開催。呼びかけ人で、作家の北原みのりさんらが参加し、刑法の問題点などをシンポジウム形式で語り合いました。
法務省での刑法改正に関する検討会に検討委員として参加している性暴力被害の当事者団体「Spring」代表理事の山本潤さんと弁護士の寺町東子さんが、検討会の議論や論点を紹介しました。
寺町さんは、検討会のなかでも被害者側の視点というものが十分に反映されてこなかったが、「フラワーデモなどがきっかけになり、少しずつ変わってきています」と発言。同意のない性交は犯罪だという社会的な認識も高めていきたいと語りました。山本さんは、性暴力は法律でも司法の場でも被害者の声が無視され続け、加害者が保護されるような状況が続いて来たと指摘。「性暴力はジェンダーをベースにした暴力であるとしっかり認識することが大事です」と述べました。
北原さんは、「この間、自分の声が届かないと思ってきた女性が声をあげてきました。改めて、私たちが声をあげ続けることが必要だと感じています」と話しました。