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2020年9月8日(火)

「大阪市廃止」を明記

住民投票用紙 投票日は11月1日

市選管

 大阪市選挙管理委員会は7日、「大阪都」構想の是非を問う住民投票を10月12日告示、11月1日投票とするとともに、「大阪市廃止」の文言を投票用紙に明記することを決めました。大阪市がなくなることを明記するように求めた陳情を受けたもの。告示、投票日については、解散・総選挙の日程によっては変更する場合があるとしました。


 「大阪都」構想は大阪市を廃止し複数の特別区(前回は五つ、今回は四つの特別区)に分割するもの。前回2015年の住民投票の投票用紙には、大阪市を廃止することを明記する文言がなく、「大阪市における特別区の設置についての投票」とされ、注意事項として「特別区の設置について賛成の人は賛成と書き、反対の人は反対と書くこと」と記されていました。

 投票結果は「反対」多数となり、「大阪都」構想は否決されましたが、投票後の調査でも大阪市の廃止の賛否を問う投票だとは知らなかったという人が多数存在しました。

 否決されたにもかかわらず、大阪維新の会(代表・松井一郎大阪市長)が、再度「大阪都」構想の是非を問う住民投票を行う動きを強めるなか、18年5月の市議会で、2度目の住民投票では「大阪市が廃止される事実を投票用紙に記載してください」など「廃止」の明記を求める陳情書2件が維新以外の賛成で採択されました。

 今回は「大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票」とし、注意事項として「大阪市を廃止し特別区を設置することについて賛成の人は賛成と書き、反対の人は反対と書くこと」と「大阪市を廃止」と明記することになりました。


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