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2020年9月4日(金)

新たなアベ政治 許さない

国会前 行動継続を確認

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(写真)国会議事堂前で「アベ政治を許さない」と書かれたポスターを掲げる参加者。車椅子に座っているのは澤地久枝さん=3日、東京都千代田区

 安倍首相の突然の辞任会見後初めてのアベ政治を許さない国会前行動が3日、行われました。体調が思わしくなく参加を控えていた呼びかけ人の澤地久枝さんも3カ月ぶりに参加。参加者170人が午後1時、一斉にポスターを掲げました。

 澤地さんは菅義偉官房長官の総裁選立候補に触れ「いままでの政治に対する批判がどこにあるのでしょう。それを行わないまま次の内閣が発足するのは許せない」と訴えました。「私は1日も行動を欠席したくなかった。今回は来られて本当によかった」と参加者に感謝を伝えました。この日90歳の誕生日を迎えた澤地さんを参加者が祝いました。

 「とても黙っていられなくて初めて来た」と話す女性(75)。秘密保護法や安保法制、森友・加計疑惑など、多くの問題を残したままの辞任に怒り心頭です。「安倍首相の否定から始めないといけないのに、菅さんは前に進めると。とんでもないこと」と安倍政治の精査と、疑惑の解明を求めています。

 埼玉県川口市から参加した男性(72)は「菅さんは首相と二人三脚でやってきた人。疑惑を隠したままのひきょうな政府は許せない」と話しました。

 作家の渡辺一枝さん、落合恵子さんがあいさつしました。

 コメディアンの松元ヒロさんは「ここに来ると同じ思いの人がこれだけいると元気をもらい、芸を続けてこれた」と感謝を伝え、麻生太郎財務相のモノマネで漫談を披露。参加者を沸かせました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員は「首相が行き詰まりの中、辞めたことは確か。にもかかわらず改憲などを次の政権にやってもらいたいなどということは許しがたい。続いて行われるであろう新たなアベ政治を許さない出発点にしていきます」と強調しました。

 今後の行動について参加者が意見交換し、抗議行動を続けることなどを確認し合いました。


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