2020年8月26日(水)
寿都町の核ごみ処分場応募
日本消費者連盟 白紙撤回を要請
北海道寿都町の片岡春雄町長が原発から出る高レベル放射性廃棄物(「核のごみ」)の最終処分場選定のための文献調査への応募を検討していると表明した問題で、日本消費者連盟は25日、「応募への検討を白紙撤回すること」を求める要請書を同町長に発送しました。
要請書は、今回の応募検討の表明は、北海道が2000年に制定した「北海道における特定放射性廃棄物に関する条例」の趣旨に反し、北海道民の意思を踏みにじるものと批判しています。また、応募にむけた検討は、交付金を獲得し、町財政確保を目的としたものと指摘。地域経済を原子力事業に依存すれば、「長期的には寿都町の荒廃につながる恐れ」があるとしています。その上で、応募に向けた動きに対して強く抗議を表明しています。