2020年8月12日(水)
性暴力のない社会に
各地でフラワーデモ
声をあげて、性暴力のない社会をつくろうと11日、全国各地でフラワーデモが行われました。東京では午後7時から、コロナ下で浮き彫りになる性暴力問題をオンラインで語り合うフラワーデモが行われました。
埼玉
埼玉県では、さいたま、川越両市で行われました。さいたま市のJR大宮駅西口では、花やプラカードを掲げた女性らが「だめなことはだめと声をあげよう」を訴えました。
参加者のスピーチに足を止め、拍手を送っていた女性(21)=大学生=は「黒人差別に反対するデモも香港のデモも若者が積極的に活動しているのを見て、すごいと思っていた。こうやって意見を言う場があるのは大事だと思います」と話しました。
野党から、日本共産党の梅村さえこ前衆院議員、立憲民主党の熊谷裕人参院議員、国民民主党の小宮山泰子衆院議員、社民党県連合の池田万佐代副代表が、刑法の性犯罪規定の改正に向けた取り組みを報告。梅村氏は「全国でフラワーデモが行われていることが、政府を動かしている。刑法改正で、『暴行・脅迫』要件の撤廃へ頑張りたい」と訴えました。
香川
性暴力のない社会をめざす「フラワーデモかがわ」は先立つ8日、高松市の幹線道路沿いでスタンディングをしました。13人が参加し「With you」「性暴力を許さない」と書かれたプラカードとユリやヒマワリの花を持ち、アピールしました。
参加した女性(72)は「子どものころから『女らしく』と育てられ、痴漢被害にあっても『女性が悪い』と言われてきたことが許せませんでした。差別がない社会、人格が否定されない社会をつくりたい」。別の女性(69)は「一人ひとりが生きやすい世の中になれば」と話しました。
日本共産党の秋山時貞県議が参加しました。