2020年8月10日(月)
「被爆者の思い継ぐ」
全国高校生平和オンライン集会
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全国高校生平和集会が9日、オンラインで開かれ、核兵器と戦争のない世界に向け交流しました。同集会実行委員会と広島実行委員会の主催。
広島県内の高校生が基調報告し、「証言に積極的に耳を傾けて学び、戦争の悲惨さ、被爆者の思いを受けつぐことが私たち高校生に求められている」と指摘。核兵器禁止条約について「被爆者の方々の悲願。条約について学び声をあげよう」と呼びかけました。
広島の被爆者の小笠原伸江さん(81)が体験を語り、「核兵器禁止条約を批准した小さな国々が世界を動かす時代になりました。皆さんもこの国の主人公、未来を担う若者として、戦争のこと、平和のことなど真剣に考えてほしい」と述べました。
各地の高校生が「核兵器禁止条約に署名・批准する日本政府をつくるには、同じ思いを持ち共に声をあげる仲間を増やすことだ」(東京)「(新基地建設の)辺野古周辺で貝の調査をしている。生物多様性の宝庫の海を守りたい。沖縄の平和と民主主義、人権を守ることにもなる」(沖縄)と述べました。
「悲劇を二度と繰り返さないように、一人ひとりが改めて平和とは何か考えよう」(長崎)「平和をつくる上で皆が考えを持つことが行動の第一歩だ」(埼玉)などの訴えが続きました。