2020年8月8日(土)
首相会見は公正に
質問妨害 新聞労連が抗議
新聞労連(南彰中央執行委員長)は7日、広島市内で行われた安倍首相会見での首相官邸による質問妨害について「報道の自由や知る権利を侵害する許しがたい行為」と抗議する声明を発表しました。
記者がさまざまな角度から質問をぶつけ、見解をただすことは、為政者のプロパガンダや一方的な発信を防ぎ、国民の「知る権利」を保障する大切な営みだと指摘。ところが、質問制限や妨害が繰り返されており、民主主義の健全な発展を阻害するゆゆしき状況だと批判しています。
今回の事件について真摯(しんし)に反省し、オープンで公正な記者会見にするよう見直し、十分な質疑時間の確保やフリー記者も含めた質問権を保障した首相記者会見を行うよう求めています。